2010年4月20日火曜日

カッコイイ年寄りになるには(その1)

まず外見

1.歯。私は歯科医なので歯は一番気になる所だ。現代の歯科の技術では、一番優れているのはインプラントだ。歯茎の痩せ方が激しい場合にはインプラント固定による義歯が一番美しい。また歯茎が残っている場合はインプラント上にジルコニアによるクラウンブリッジを使用するのが美しく、かつバリバリなんでも噛める。

2. お肌。年齢と共にシミやソバカスのような色素沈着、皺も増えてゆく。まず色素沈着に関してはピーリングや皮膚科によるレーザー照射による除去がある。これはそれほど高価ではない割には効果が高い。皺に関してはビタミンAの補強やコラゲンの補強(小さな注射等で追加する)がある。こちらは美容整形になる。ビタミンは皆重要だが、中でもお肌にはビタミンA、E、Cの3種類が重要だ。ビタミンAは上皮の角化を促進して艶のある強い肌にする。Eは老化防止、Cは色素細胞の抑制によって黒ずみを防ぐ。

3.骨格。これも年齢と共に緩んでくる。ところで最近は腰の曲がったおばあさんを見なくなった。なぜだろう?最近のおばあさんは皆シャキっとして背筋が伸びている。一説によると、これは最近は食事gは良くなったためであると言われている。中でも重要なのは蛋白質。これは骨を作るコラーゲンの原料になるのだ。カルシウムは人体の内部でそれほど不足はしないのだが、蛋白質は昔の食生活では不足しがちだ。すると骨粗しょう症が悪化しやすく、骨が変形してしまう。

齢をとっても良い姿勢を保つには肉・魚・大豆・乳製品などの蛋白質を充分に摂取しなくてはならない。

(文 窪田 敏之)

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