2010年1月21日木曜日

階段でアンチエイジング

体の調子を整えるのに「適度な運動」が良い事は知られている。でも忙しい現代人は、なかなか時間を取ってまで「運動」をするのが難しい時もある。

そんな時、ちょっとお役立ちなのが「階段」通勤やお出かけ等で行った先にエスカレータと階段の両方があるときには、できるだけ上り下りとも階段を使用する。エスカレータも空いている時には歩いて階段的に使用する。(他の通行人の迷惑にならないようにお願いしますね)

上り階段は実はかなり効果的。普通に歩くのと違って何倍もカロリーを消費する。端的にいって重力に逆らって自分の体を持ち上げているだから重力エネルギー×人体の運動効率プラスアルファぐらいのカロリーを消費するので、オススメ。ただ駆け上るのはよほど普段から運動をし慣れている人以外は危険なので避けて欲しい。というのも、2-3階を一気に駆け上った場合の運動負荷は非常に重く、急性の循環器障害(心臓麻痺など)を起こす可能性が否定できないからだ。ゆっくり上って欲しい。そうすれば安全だ。

ゆっくり上がって、少しだけ息が荒くなる程度が一番良い。呼吸器系・循環器系が程よく鍛えられ、血流も良くなり、カロリーも消費する。

下り階段はエネルギーを消費しないのでダイエットにはあまり役立たない。ところがこんどは足の骨の骨端を刺激する事によって関節の調子を整えたり、骨粗鬆症を軽減したりと、なかなか効用があるのだ。こちらも飛びおりたり駆け下りたりは危険なので、ゆっくり降りる。下り階段は勢いが良すぎると今度は関節に大きな力がかかって損傷する虞がある。

「徒歩」は賢者のスポーツとも言われ、アンチエイジングには最も優れていると思われるが、これに階段歩きを加えてみてはどうだろうか?一層効果的になるだろう。

(文:窪田 敏之)

2010年1月20日水曜日

食物繊維(その1) -りんご

第五の栄養素とも言われる食物繊維について少し調べてみた。「繊維」というと綿みたいな感じのものとか紙みたいな感じのものを思い浮かべるが、これらは不溶性食物繊維といわれている。人体に有用な繊維はこのほかに「水溶性食物繊維」もある。これはコンニャクやゼリーのような、水溶性だが消化できない物質だ。

食物繊維そのものは吸収できないのだから、当然ながら栄養価は期待できない。しかし食物繊維には血糖値を抑制したり、コレステロールの吸収を妨げたり、便通を良くしたり、癌の発生を抑えたりといった効果があるといわれており、「健康で長生き」のアンチエイジングには非常に重要だ。

この他水溶性食物繊維であるペクチンは有害な重金属元素を吸着して捨ててしまうといった効果もあり、極端な例ではリンゴからペクチンを抽出して濃縮した「ビタペクト2」という薬剤などがあって、これは食物繊維の働きで体内に入った有害な放射性物質(死の灰)を除去する薬剤だ。実際チェルノブイリの事故後、放射性物質が体内に入ってしまった被害者の治療に使用され、効果を上げている。

ヨーロッパでは「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」(イギリスの格言)といわれるほど、リンゴは体に良いといわれており、リンゴに含まれる食物繊維が少なからずその理由になっているものと考えられる。さらにリンゴには体内の化学反応を滑らかにするリンゴ酸や活性酸素を中和してしまう抗酸化物質も含まれている。

アンチエイジングとデトックスに一日一個のりんご、オススメだ。

(文: 窪田 敏之)

2010年1月19日火曜日

六大アンチエイジング栄養素

私が独断で選んだアンチエイジングに効く栄養素。古典的には三大栄養素は1.炭水化物、2.蛋白質、3.脂質だった。しかし栄養学や食品化学、医学の進歩によってアンチエイジングに効果のある物質群も明らかになってきた。詳細は別途項目ごとに検討してみようと思う。

1.抗酸化物質
2.食物繊維
3.オメガ脂肪酸
4.蛋白質
5.マルチミネラル・マルチビタミン
6.発酵食品

(文:窪田 敏之)

2010年1月4日月曜日

謹賀新年 2010

あけましておめでとうございます。さて昨年末に中国の友人蓋軍氏と電話で話していて「窪ちゃん、120歳クラブってのやろうと思うんだよね」

主旨は楽しくどちらかというと文化的な遊びを積極的に行って、健康的に暮らして120歳まで生き延びるというもので、なんとも能天気でのんびりしていると言えなくもありませんが、中国4000年の歴史を反映して真実を含んでいるようにも思います。

昔から「笑うかどには福来る」なんて言いますが、笑うような事が多いと体内の免疫系(特にNK細胞)が賦活して癌やその他の病気の進行を食い止めるとも言います。それにユーモアは脳の働きを活性化しボケを防止するといいます。

そんな訳ですから、昨今の厳しい経済事情なんかは問題である事は確かですが、まぁ時々は敢えてこれを忘れて大いに楽しみ笑う事が大切なのかもしれません。

今年も皆様に楽しい事がたくさんありますように。

(文:窪田 敏之)