2009年10月21日水曜日

抗酸化物質(野菜・果物は若さの元)

嫌気性の生物は酸素は必要ないが、人間は酸素が必要だ。もちろん、酸素によって単に糖を分解する場合よりも12倍以上もエネルギーを取り出せるのだし、高等動物である人体には、そのような大量のエネルギーが必要なのだ。そういう意味で酸素は非常に重要なものだ。高濃度の酸素を時々吸ったりすると疲れが取れるともいう。

けれどもこの酸素、激しい物質なので良いことばかりではなく、状況によっては悪さもする。酸素は反応性が高く、相手の物質から電子を引き抜いて変質させてしまう。普通に細胞膜を損傷したりして、組織を痛めたり、酸素を過剰に含む化合物で、その構造によっては遺伝子に接近して損傷したりする。この場合には遺伝毒性(発がん性)を示す。

酸素はそのままでも激しいのだが、活性酸素となると一層強さを増し、さらに過酸化物、あるいは部分酸化物となって細胞の奥底まで侵入して悪さを働いたりする。

実は食事ではなにも摂らなくても、普通に生活しているだけでも体内に活性酸素が発生し、これが組織を損傷し皮膚や血管、遺伝子の老化を早めていると言われている。

さてこの厄介な「活性酸素」「過酸化物」どうしたら良いのだろうか?この厄介者の作用を打ち消す物質が存在する。これらの酸化作用に対抗して「還元作用」を示す物質だ。具体的にはビタミンEとかビタミンC、各種果物や野菜に含まれるポリフェノール類等だ。

そこで、もっとも手軽な対策となると、「果物・野菜をたくさん食べましょう」という事になる。実はアンチエイジング食で重要なのは野菜・果物。それも特定のものばかり食べるのでなはなく、色々な野菜や果物を食べるのが良いので、グルメにとってはありがたい。

そこで私は野菜ジュースをしばしば飲んでいる。中でも気に入っているのはカゴメの野菜ジュース。 かなりの商品選択枝があるが、コンビニの店頭には少なくとも5種類のブレンドがあり、どのブレンドも10種類以上の果物野菜をカクテルにして味を作り上げている。色もカラフルで楽しいし、味も全く異なるのでこれまた楽しい。しかも気になるカロリーも200mlの紙パックでオレンジジュース等と比べると半分以下の70カロリー前後。その日の気分によって適宜選んでいる。

これらのジュース類はビタミンやミネラルも豊富で一石三鳥。小パックを買い置きして冷蔵庫に入れておき、朝、会社学校に出発するときに持ってゆく、等が「アンチエイジング習慣」のひとつではないだろうか?

(文:窪田 敏之)

2009年10月9日金曜日

運動の効用

 人間は本来は狩をして獲物を取って生活していたのではないかと言われています。そんな訳で人体は運動するように「設計」されている訳です。できるだけ「本来」に近い行動が健康のために良いとすると、運動は重要だという事が自然に理解されます。

 それではどのような運動が良いのでしょうか?これは人によってかなり違うようです。健康な人であれば、様々な運動をしてみるのが良いようですが、なにか病気があったりすると負荷が大きくなりすぎ、事故を招く事もあります。

 一般的には人体には「警報機能」が備わっていますので、「痛み」や「苦しさ」を感じない範囲で徐々に運動量を増やしてゆくのが良いようです。しかし運動の種類の選び方も難しくちょうど薬を病気と症状と患者さんの体質によって選択するように、運動も専門家「処方」してもらえるようです。

 でも、とにかく手軽に始めたい、という人は徒歩が一番でしょう。徒歩は「賢者のスポーツ」とも言われ、運動強度はそれほど高くはありませんが、人類の特徴である「二本足歩行」を活用しており、体の多くの筋肉をバランスよく使用するので、健脚であちこち歩く人は健康になる、と昔から言われています。

 ます近所の散歩やウィンドーショッピングあたりから運動を始めてみては如何でしょうか?結構楽しいかもしれませんね。

(文:窪田 敏之)